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コラム
2022.10.03.
共同住宅を建築する際に坪単価で比較されることが多いです。
例えば
木造:坪60万〜
鉄骨:坪80万〜
RC:坪100万〜
こんな感じです。
実はこちらの金額に含まれていない費用があることをご存知でしょうか。
目次
敷地によっては、ガスや上下水道などの取り出しが新たに必要になってくることがあります。
特に共同住宅の場合は住み世帯数が住宅と比較して増えてくるため例え、ガス、上下水道が敷地内に入っていても、新たに引き直すことがあります。こちらは基本的には工事費に入っていません。
建物を建築する場合、地盤調査が必要となります。地盤調査はサウンディングやボーリング調査を行います。高層建築の場合はボーリング調査を行いますが、木造の場合はサウンディング調査を行うことが多いです。
地盤改良費用は実際に地盤調査を行ってみないと費用が出てきません。
ここで実は知られていないことがあります。木造の場合は低層(2階)の場合は地盤改良が必要ないことも多いです。地盤改良がある場合でも比較的安価で住む場合が多いです。
ただし、同じ低層でも鉄骨造やRC造の場合は地盤改良がほぼ必要となります。特にRC造の場合は鉄筋コンクリートが重いため、地盤改良では難しく杭まで打たなければいけなくなることもあります。地盤の部分だけでも木造と比較して数百万単位で変わってくることがあります。
そのため、依頼者の皆さんは構造を検討する場合は単純な坪単価だけではなく、地盤の状態も見極めてから選定することをおすすめします。
今回はあまり知られていない、坪単価費用に含まれていない金額について解説しました。特に地盤までは踏み込んだ内容での比較はあまり知られていないことだと思います。鉄筋コンクリートや鉄骨造の利点もありますが、低層なら木造が圧倒的にコストが有利な理由がご理解いただけたと思います。
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