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コラム
2021.11.02.
都心など土地に余裕がないエリアや駅周辺などニーズのある立地にアパートを建築しようとすると土地の大きさが必然的に小さくなってしまいます。私たちにご相談いただく内容の中でも「30坪程度の土地でもアパートはうまくいくのでしょうか」と心配されているお客様もいらっしゃいます。そこで今回のコラムでは、30坪の木造アパートを建築する際にどのような間取りの実現可能性があるのか、また狭小な木造アパートを建築する際のポイントなどもあわせてご紹介していきます。
目次
30坪の敷地で木造アパートを建築する際には、30坪いっぱいに木造アパートを建築することができるわけではありません。実際には建築基準法や都市計画法などによって定められた法律に適合するように木造アパートを建築する必要があります。
そのため、木造アパートの規模に制限がかかりますので、次の項目で、30坪の土地に木造アパートを建てる場合実際にはどのような規模になるのかモデルケースを元にご紹介します。
前述のとおり、30坪の土地で木造アパートを建築するときは、まず土地にかかる法規制を考慮する必要があります。
特に抑えておきたいのが、建蔽(=けんぺい)率と容積率です。
敷地があるエリアの用途地域にもよりますが、だいたいの場合アパートを建築する敷地に関係する建蔽率、容積率の値は建蔽率が50~60%、容積率が200%程度になることが多いでしょう。この建蔽率、容積率には緩和条件が適用できる場合もあるので、気になる方は設計者に確認してもよいかもしれません。
今回は建蔽率50%、容積率200%の30坪の土地を想定してどのようなアパートの規模感になるのか考えてみたいと思います。
まず、先の建蔽率と容積率の値から次のような式で、敷地に建てられる最大建物規模を割り出すことができます。
<公式>
敷地面積×建蔽率÷100=建築面積
敷地面積×容積率÷100=最大延床面積
上記の式にそれぞれ該当する値を代入すると次のようになります。
30坪×60%÷100=18坪(建築面積)
30坪×200%÷100=60坪(最大延床面積)
この数字からわかることは、1フロア18坪の3階建てのアパートが建てられることがわかります。これはだいたい20m2の1ルームの室が4~6部屋とれるくらいの大きさです。
先ほど検証した内容を踏まえると、ワンルームまたは1kの間取りのアパートが事業性として妥当な間取りかと思います。3階建ての木造アパートの場合ですと高さ制限を受ける可能性があり、場合によっては天空率などの計算を行う必要が出てきます。
この計算や法規制に適合させるような設計は複雑になる場合が多いので、慣れている建築会社に依頼するのが無難です。
私たちが推奨するのは二階建てアパートにして、住宅設備やデザイン、仕様などのグレードをあげて賃料を引き上げ借り手に長く居住してもらうという方法です。
30坪の土地にアパートを建築する際に採用したい構造形式が木造です。お客様の中には「コンクリート造と迷っていた」と言われる方もいらっしゃいますが、狭小の土地にアパートを建築するのであれば木造がもっとも適している構造形式になります。
この項目ではなぜ狭小の土地には木造が適しているのかという理由をご紹介いたします。
30坪ほどの土地ですと道路に接道している長さが短い場合があります。また、密集している市街地では狭路を通った奥に計画予定地などがある場合が多く、建築資材の搬入に支障をきたす場合もあります。
特にコンクリート造の場合は生コン車両が入れない場合などもあり、工事がスムーズにいかないケースもあります。
その点、木造アパートなら安心です。昔の人が山中の切り立った崖値などに木造建造物をつくれたように、木材は軽くそして細いので、狭路などにも搬入がしやすくまた加工もスムーズに行うことができます。
30坪のアパートは規模が小さいことから、建築費用も当然安くなります。特に木造アパートは比較的安価に建築することができます。
理由は大きく2つあります。1つは、木材の価格が安いことです。最近ではウッドショックの影響で木材の価格が高騰しましたが、大工などの工事の手間などを考えると最終的な費用はやはりコンクリート造よりも安くなります。
理由の2つ目は先ほども触れたように、大工の手間料が比較的安くなることが挙げられます。ほとんどの職人は木造建築物の建築に日常的に関わっているので、施工のスピードや精度も高くすることができます。30坪のアパートでもしっかりとしたものを建築したいという方は木造アパートを検討されてみるのがよいかもしれません。
狭小木造アパートでお困りならモクゾウアパートビルダーズへ!
私たちモクゾウアパートビルダーズは、その名の通り、木造アパートに特化した木造アパート建築のプロフェッショナル集団です。
高い事業性を実現するうえで、土地を最大限活用することができる木造3階建て共同住宅は非常にメリットがあります。しかし、クリアしなければならない法規制や課題も様々でより高度な専門性が必要になるのが難点です。
私たちは木造アパートのリノベーションを実施する際に重要な建物構造の専門知識やアパート建築後に借り手が選びたくなるような、間取り、外観・内観デザイン、住宅設備や耐震・遮音性能などを熟知しています。
木造アパートのリノベーションでお悩みの方は、私たちにご相談ください。
モクゾウアパートビルダーズは、全ての社員が木造建築に関する知識を持っています。そのため、営業・設計・施工の全ての社員が現場を見る能力を持っており、さらに全ての大工は質の高い教育が行われた社員大工です。
だからこそ、費用を抑えながら、高品質の木造アパートの建築を実現することができます。また、銀行や不動産会社などとの強固なネットワークもあるため、資金計画や賃貸運営のご相談も容易に行うことが可能です。
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