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コラム
2023.07.06.
アパートの経営において、どのような設備を導入するかを上手に選択することは、入居者に選ばれるアパートづくりをする上で重要です。しかし、アパートを導入するのにもそれなりの費用がかかるため、思い当たるすべての設備を導入するのは現実的ではありません。そこで今回のコラムではどのような観点からアパートの設備を選択していくべきか、そのポイントをご紹介していきます。
目次
木造アパートに導入される設備のグレードはどんどんあがってきています。また、一般に普及している住宅の設備機能も向上している点から、高機能、高性能に慣れ親しんでいるユーザーが当たり前の時代になっているのです。そのため、いざアパートを建築してデザインに優れたものを作ったとしても、アパート設備の選択を適当におこなってしまうと賃貸を検討しているユーザーの検索にすらひっかからない物件となってしまうのです。
そのような事態にならないためにも、アパート設備をしっかりと選ぶことが重要です。
アパート設備導入の際に参考にしたいのが大手賃貸検索サイトの条件検索で人気の項目です。人気の条件検索を把握しておくことはアパート設備の導入検討の際に非常に役に立ちます。人気の検索条件３項目は以下の通りです。
以上の３項目が人気検索条件の上位３つになります。
このあとにも出てきますが、特にトイレは温水洗浄便座が人気で、導入設備として積極的に検討したいところです。
エアコンはもはや必須のアパート設備なので、必ず導入するようにしましょう。
人気のアパート設備を導入することで空室率対策になることはよく知られている事実です。しかし、どのようにアパート設備を選択したらよいのか実際に検討すると判断になやんでしまう方も多いのではないでしょうか。
アパート設備の導入を上手に行うには次のポイントを意識すると良いでしょう。
この２点を意識するだけで導入すべき設備が見えてきます。
まずは、全ての世帯で人気のアパート設備についてご紹介します。
全世帯で人気のアパート設備は次の通りです。
単身者世帯では「WI—FI」が人気です。また、遮音性の高い窓もアパート設備としてはニーズがありますが、これは特に学生の1人暮らしの場合に人気の項目です。
女性の単身者向けの場合はセキュリティを重視する傾向が高く、オートロック機能や他にも２４時間ゴミ出しができるかなどというポイントにニーズがあります。
ファミリー層の場合ですと、追い焚き機能付きのお風呂のニーズがあります。
このように、入居者ターゲット層が変わるだけで、アパート設備のニーズもがらりと変わりますので、導入アパート設備検討の際は、入居者ターゲット層がどのような層になるかをしっかり把握しておくことが重要になります。
入居者ターゲット層のニーズの把握と並んで重要になってくるのが、エリアにニーズの把握です。例えば、人気のアパート設備であるオートロック機能の導入を検討した際に都心のマンションが密集しているエリアではオートロック機能がついていないことの方が珍しくなります。つまり、このような場合にはオートロック機能での差別化は難しくなり、むしろマストで導入しなくてはなりません。
一方、木造アパートが密集しているエリアでは、オートロック機能付きの物件の数は少なくなります。そのため、オートロック機能を導入することで他物件よりも印象がよくなり、入居率の向上や高家賃につなげることができるかもしれません。
このように、そのエリアの競合となる物件がどのような住宅設備を導入している傾向にあるのかを把握しておくことで、自身のアパート経営の戦略を立てることができるようになります。限られた予算の中で最大限の利を得るために、周辺エリアニーズの把握をしっかりと行いましょう。
大手賃貸サイトでは、アパート経営者向きのサポートサービスを展開しているものもあります。例えばSUUMOなどでは、賃貸の費用相場やどのような住宅設備が導入されているのかを調べることができるので、情報収集の際に活用すると良いでしょう。
モクゾウアパートビルダーズは、全ての社員が木造建築に関する知識を持っています。そのため、営業・設計・施工の全ての社員が現場を見る能力を持っており、さらに全ての大工は質の高い教育が行われた社員大工です。
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