コラム

2022.09.10.

長屋とアパート(共同住宅)の違い理解できてますか!?

長屋と共同住宅の違いを正しく理解できている人は少ないように感じています。別の世帯が住むという意味では同じように聞こえますが、今回は長屋と共同住宅(アパート等)の違いについて解説していきます。

長屋のアパートの特徴

長屋は外部から直接出入りできる玄関がある賃貸住宅で共用部がありません。賃貸市場でテラスハウスやタウンハウスなどと呼ばれているものも長屋のアパートです。上下階に分かれているタイプと棟ごとに分かれている2層のメゾネットタイプの建物形状が特徴です。共用部がなく、外部から直接出入りできるため上下階に分かれている場合はその世帯用の専用階段があります。

長屋アパートと共同住宅の違い

共同住宅と長屋の違いは共有部分の有無です。共同住宅は建築基準法上では特殊建築物に該当しますが、長屋は特殊建築物に当たりません。

長屋のアパートは法規制の制約が共同住宅に比べて少ないのが特徴です。

接道条件の違い

建築基準法では道路への接道条件は最低2m必要です。しかし、特殊建築物の場合は地方公共団体の定める条例で規制されていることが多いです。例えば東京都安全条例では長屋を建てる際には幅員2mの道路に敷地が接していれば良いですが、共同住宅(500m2以下の場合)は幅員4mの道路に敷地が接している必要があります。旗竿敷地をはじめとした変形地では接道の条件が悪い敷地でも長屋のアパートであれば建築できる場合があるでしょう。

避難に関する条件の違い

賃貸住宅の計画では避難経路の確保が求められます。共同住宅の場合は「窓先空地」という避難スペースが必要になるので、建物を敷地いっぱいまで建てることはできません。

しかし、長屋のアパートでは「窓先空地」を設ける必要がない場合が多いので、敷地いっぱいに建物を建てることができるのです。

ただし、特殊建築物ではないとはいえ、共同住宅に近い形態のため、こちらも条例によって長屋規制がされています。詳細はリンク先をご確認ください。
>>長屋のアパートの法的制限について

確認申請にかかる手間の違い

長屋のアパートは建築確認申請にかかる期間が短いです。確認申請の内容も共同住宅に比べてシンプルな内容で済みます。共同住宅は特殊建築物にあたるので確認申請にかかる期間がながくなります。

工期の違い

共同住宅は共用部があったり、工事の途中で中間検査が必要だったりしますが、長屋のアパートには共有部もなく中間検査を受ける必要もありません。長屋のアパートは工期が短いのです。

最後に

今回は長屋とアパートの違いを建築基準法の観点から指摘しました。長屋は共同住宅と違い特殊建築物ではないため、狭小敷地等でも対応可能です。木造とも相性が良いのが特徴です。

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