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コラム
2020.10.12.
アパートの経営における間取りは、非常に重要です。「間取り」は多くの方が見たことがあるかと思います。
間取りというカテゴリーの中でも、LDK、DK、Rなどなど、部屋のタイプ表記につかうアルファベットや、そのアルファベット表記の基準などがあります。
アパートの経営では間取りはとても重要な要素の一つです。当然、木造アパートを経営していく上でも、必ず押さえておかなくてはならない内容になります。
間取りについてしっかりと理解しておくことで、アパート経営・不動産投資という点から考えても、プランや事業収支の検討がスムーズに進むことでしょう。
今回のコラムでは、アパート経営における間取りの基本的な表記の意味を紹介しながら、木造アパートの間取りづくりのポイントも併せてご紹介していきます。それではさっそくはじめていきましょう。
目次
アパートの設計図には、R・L・D・Kなどと、アルファベットで部屋を表記してあります。賃貸募集をする間取りであっても、このアルファベット表記が標準的です。基本的なことのためご存知の方も多いですが、今一度このアルファベットについて確認しましょう。
アパートの間取りのRとは
Rは、Room(ルーム)の頭文字をとったものです。1Rを、ワンルームと読み、1つの部屋(個室)の間取りということになります。なぜか1R以外の表記の場合、Rが省略されております。1LDKという場合、実際は1RLDKということになります。1つの個室とLDKということになります。
アパートの間取りのLとは
Lは、Living(リビング)のLです。テレビやソファーなどを配置でき、居間として生活している方がくつろぐ場所になります。
アパートの間取りのDとは
Dは、Dining(ダイニング)のDです。食堂としてダイニングセットを配置して、食事をするスペースのことをさします。
アパートの間取りのKとは
Kは、Kitchen(キッチン)のKです。キッチン・台所の部屋ということになります。
1R(ワンルーム)と1K(ワンケー)の違いは、わからない方が多いのではないでしょうか。先程の項でもお伝えしましたが、1R以外は、Rが省略されます。
ですので、1Kは実際には1RKとなります。つまり、1Kとは1つの個室にキッチンの部屋がついた間取りを意味しています。
1Rは、1つの個室のみなので、1つの個室の中にキッチンが配置されていることになります。
この2つの間取りの違いは、キッチンの部屋があるかないかになります。
注意点としましては、洗面室があるかないか、トイレはお風呂とわかれているか一緒かなどは、この間取り表記には関係がないということです。
ご自身のアパートを所有する場合、そのあたりの希望を伝えていくことが重要となります。市場性などを考慮して、確実に市場にある他のアパートに負けない入居率を狙う必要があるからです。
次に、DとKが一緒になると、DKとなります。ダイニングキッチンと呼び、ダイニングスペースとキッチンスペースが、1つの部屋にあることになります。要するに、食事をつくるスペースと、食事をするスペースが1つの部屋にあることになります。
LDKは、リビングダイニングキッチンと呼び、リビングも1つの部屋にあることになります。これは、DKに追加して、くつろぐスペースも1つの部屋にあることになります。
このDKとLDKの違いは、くつろげるスペースがあるかないかです。特にL(=リビング)の取り扱いは人それぞれの考え方によってしまうところが大きいです。
そうならないために、公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会によって、最低限必要な目安が決まっています。
1つの部屋が別にある場合、キッチンがある部屋の広さが4,5畳〜8畳未満の場合は、1DKとなります。
キッチンのある部屋の広さが8畳以上の場合は、1LDKという表記になります。
個室が2つある場合は、広さの基準が変わります。キッチンのある部屋が6畳〜10畳未満の場合、2DKとなります。そして、キッチンのある部屋が10畳以上で、2LDKという表記になります。
ちなみに、1畳あたり1,62m2というのも同時に定められています。しかしこの間取りにおいても前項と同様に、トイレや洗面室の広さや基準は特にありません。
やはり、市場性を考えて、他物件より優位に立つような間取りが必要となります。利回りやキャッシュフローに重要なのは、入居率なのです。
これまで、基本的な間取りにおける内容をご紹介してきました。それでは、アパートオーナー様にとって間取りで大事なことはなんでしょうか。
第一に、入居率が高くなるような間取りを検討することです。そのために必要なことを、3つに分けてご紹介します
市場においての需要や、近隣アパートではどのような間取りが供給過多になっており、需要が高い間取りはどのような間取りなのか。このあたりの内容は、インターネットを見ていてもなんとなく情報を集めることができますが、賃貸募集をしている不動産業者さんを訪ね、事情を説明したら詳しく教えてくださります。
例えば、1Rが多く建つ地域だと、1LDKの需要が高い場合が多いようです。また、最近の新築アパートの流行は、1LDKをつくることだとされています。
しかし、1Rより1LDKの方が広さを必要としますので、1室あたりの面積は多くとってしまいます。1LDKの間取りにしても、家賃はそこまで上がらない場合もありますが、やはり入居率を考えると1つの選択肢になるかと思います。
最近はウォークインクローゼットなども、間取りに採用するのがおすすめです。
たとえ同じ1Rであっても、設備を整えることで差別化をはかることが可能です。
1Rでは、敷地の広さや部屋数を多く作りたいなどの理由で、1室あたりの部屋の広さが少ないことがあります。
その場合、お風呂とトイレが一緒の部屋、独立洗面台がない部屋、キッチンがシステムではない部屋など、設備機器が低い仕様で作られてしまうことになります。
また、オートロック機能なども、入居率を上げる投資の1つでしょう。設備機器は、建築費に直結しますが、入居率をあげるためには大変重要なことなのです。
最近は、入居者のニーズに合わせて、デザイン性を重要視するオーナー様が多くいらっしゃいます。
メインの部屋にアクセントクロスを使ったり、間接照明をいれたりするなど、アパートの内覧にくる方に良い印象を持ってもらうようにデザイン面での工夫も重要視されてきています。
より具体的に言うと、「住みたくなるようなお洒落なデザイン」ということです。簡単なところから言うと、お風呂や洗面台の水栓を、白い樹脂のものではなく、ステンレス性のシルバーのものに変えるだけでも、印象を上げることができます。
室内だけではなく、外構においてもデザイン性を高めることで、入居率を上げる工夫が可能です。私たちモクゾウアパートビルダーズでは、これら以外にも入居率を高める(=入居者のニーズに応える)デザイン面での工夫のアイディアをたくさん持っています。
入居者様に選ばれるようなデザイン面でも優れた木造アパートを建てたいとお考えの方は、ぜひ私たちにご相談ください。
今回はアパートの間取りに関することを中心として、木造アパートを建築する方向けの内容のコラムとなりました。
このコラムをご覧いただき、間取りについて入居率を高める話など、さらに詳しく知りたいというかたは、ぜひモクゾウアパートビルダーズへご相談ください。
モクゾウアパートビルダーズは、木造アパート建築のプロフェッショナル集団です。
設計・デザインから施工まで、木造アパートの建築のことならどんな内容でもご対応いたします。
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