コラム

2021.01.29.

30坪のアパートを建築する費用について

モクゾウアパートビルダーズへお問い合わせいただく内容の中に、「30坪のアパートの建築費用」について知りたいという方が多くいらっしゃいます。そこで、今回はモクゾウアパートビルダーズで30坪のアパートの建築費用についてご紹介していきたいと思います。

アパートの建築費用を構造別に確認【基本知識】

私たちモクゾウアパートビルダーズは、その名のとおり木造アパートの建築を得意としています。しかし、アパートを建築する際の構造は木造以外にも、鉄骨造、RC(=鉄筋コンクリート)造などの構造があります。アパート建築業界で実務を行う私たちモクゾウアパートビルダーズが構造別にかかる費用感を簡単にご紹介します。

アパートの建築費用に関する基礎知識については、こちらの記事でより具体的に解説していますので、合わせて内容をチェックしてみてください。

>>アパートの建築費用について

構造別のアパートの建築費用【参考価格】

私たちが皆様にご紹介できる、構造別の坪単価の目安は次の通りです。

  • 木造:70万円/坪〜100万円/坪
  • 鉄筋コンクリート造(RC造):85万円/坪〜120万円/坪
  • 鉄骨造:90万/坪〜125万円/坪

木造の坪単価が100万円近くになることは非常にまれですが、仕様を高性能なものにする場合などには100万円近い坪単価になることがあります。ただし、上記の価格はあくまで参考程度に見てください。

ここで改めて理解しておきたいことがあります。それは、アパート建築費用における坪単価の考え方です。

坪単価については仕様や建物の規模によって価格が変動します。この坪単価の価格の変動が起きる仕組みを正しく理解しておくとアパート経営でとても役に立ちます。詳しくは以下の記事で確認してみてください。

>>アパートの建築費の坪単価について解説

アパートの建築費用は構造別で、木造が一番安い

アパートの建築費用を安く抑えたいという方がほとんどだと思います。 見出しにもあるように、アパートの建築費用を安く抑えたい場合は、木造アパートを選ぶと費用を安く抑えることができます。

2021年は、ニュースにも取り上げられたウッドショックの影響もあり、木材の価格が高騰したり、材料の確保が難しくなったりしていますが、それでも総合的に考えて木造の方が費用を安く抑えられる可能性が高いです。

その理由について解説します。

木造アパートの建築費用が安い理由

木造アパートの建築費用を安くできる理由は材料自体にかかる費用が安いということに加えて、そもそもの工事費用が安いことが大きな理由としてあげられるでしょう。

国税庁が公表している令和2年の工事費用(m2)の全国平均値は次のようになっています。(参照元はこちら

  • 木造:171,000円
  • 鉄筋コンクリート造:254,000円
  • 鉄骨造:243,000円

上記の金額を比較しても、木造は工事費用が安いことが確認できます。もちろんこれは平均の金額なので、規模や仕様、また地域によって価格は異なります。しかし、工事の手間も他の構造に比べて少なく済むのも工事費用を安くする要因の1つとして考えられるでしょう。

木造アパートならメンテナンス費用も安い

木造は柱や梁といった材木が集まってできています。

そのため、部分的なメンテナンスが他の構造に比べて行いやすく、その手間少ないため、結果的に費用が安くなります。アパートの経営においては、減価償却期間が22年と短いですが、これは一方で住宅設備の刷新や部分的は補修・修繕に費用をかけるハードルが低いとも考えられます。

しっかりとした設計・施工を行う建築会社に木造アパートの設計を依頼することで、ランニングコストまで節約することに繋げられる点も木造アパート強みです。

特に建物本体が30坪の小中規模のアパートの場合ですと、メンテナンスにかける費用の割合が収益に対して大きくなる傾向にあります。したがって、メンテナンス費用を少なく抑えることができる木造アパートは30坪のアパートの建築に向いていると言えるでしょう。

木造アパートの性能は?

中には「木造アパートはトラブルになりやすいからやめとけ!」などおっしゃる方もいらっしゃいますが、それはひと昔前の木造アパートの話です。

現在の木造アパートは設計・施工などの技術の進歩によって極めて高い水準の性能になってきています。アパートをどの構造で建築するか迷われているのであれば、現代の木造アパートの性能について理解を深めてみてはいかがでしょうか。

>>木造アパート、やめとけって本当ですか?

30坪のアパートを検証してみましょう

30坪でアパートを建築したいといっても、

土地の面積が30坪なのか?

建物本体の延床面積が30坪なのか?

といったように、30坪が何を示しているのかで、建築費用や規模が変わってきます。 次の項目では、それぞれのケースごとにどのような建物の規模感になるのかモデルケースを元に検証してみましょう。

30坪の土地でもアパートは建築できるのか?【検証】

30坪の土地でアパートを建築しようとするときは、土地にかかる法規制を考慮する必要があります。

特に抑えておきたいのが、建蔽(=けんぺい)率と容積率です。

敷地があるエリアの用途地域にもよりますが、だいたいアパートを建築する敷地に関係する建蔽率、容積率の値は建蔽率が50~60%、容積率が200%程度になることが多いでしょう。この建蔽率、容積率には緩和条件が適用できる場合もあるので、気になる方は設計者に確認してもよいかもしれません。

今回は建蔽率50%、容積率200%の30坪の土地を想定してどのようなアパートの規模感になるのか考えてみたいと思います。

まず、先の建蔽率と容積率の値から次のような式で、敷地に建てられる最大建物規模を割り出すことができます。

<公式>

敷地面積×建蔽率÷100=建築面積

敷地面積×容積率÷100=最大延床面積

上記の式にそれぞれ該当する値を代入すると次のようになります。

30坪×60%÷100=18坪(建築面積)

30坪×200%÷100=60坪(最大延床面積)

この数字からわかることは、1フロア18坪の3階建てのアパートが建てられることがわかります。これはだいたい20m2の1ルームの室が4~6部屋とれるくらいの大きさです。

30坪のアパートの延床面積はどんなアパートができるのか?【検証】

建物本体の延床面積が30坪の場合のアパートの場合で考えてみましょう。

共用部分まで含めたグロス面積で想定すると、30m2ロフト付き3部屋のテラスハウス型のアパートを建築の可能性が見えてきます。

30m2あれば1K、1DKの間取りのプランニングも可能で、借主から選ばれる付加価値になりそうですよね。

このように同じ30坪でも土地の大きさと建物本体の大きさとでは、規模やアパートのタイプも変わってくることを理解しておくと良いかと思います。

それでは、実際に30坪のアパートの建築費用はどのくらいになるのでしょうか。

30坪でアパートを建築する費用は?

これまでの内容を踏まえて、延べ床面積30坪の木造アパートを建築する際の費用がどの程度になるかご紹介したいと思います。

結論から言うと、他社はわかりませんが、私たちの場合は明確にお答えできないというのが本音です。 これには理由があります。

モクゾウアパートビルダーズはお客様の計画予定地の状況や条件、ご要望や計画予定のエリアでの賃貸市場のニーズなどに都度合わせた、木造アパートの建築をしています。そのため、他社のような決められた間取りや規模、仕様などを設定することが難しいのです。

30坪でアパートを建築する費用を知る方法について

私たちは机上の空論となってしまう価格の提示はお知らせできませんが、実際に計画予定、購入予定の土地があれば、無料でプランと見積もりを作成いたします。土地の大きさから、アパートの規模を逆算すれば、30坪のアパートの建築費用をより具体的に早く知ることができるのです。私たちはしつこい営業などはいたしません。まずはお気軽にお問い合わせください。

アパート建築会社への見積もり依頼の仕方

初めてアパート建築をされる方にとって、建築会社に見積もりの依頼することは少しハードルが高いかもしれません。そこで、アパート建築会社に見積もりを依頼する際に準備しておきたい内容について以下にまとめておきます。

アパートの建築費の見積もり依頼を頼む上で、揃えておきたいもの。

  • 土地の情報(住所や敷地面積など)
  • プラン(簡単なボリューム図など)

少ないですが、施工会社や工務店によっては、ボリューム図がないと見積もりを行ってくれない場合もありますので、その場合は設計事務所などにプランニングを依頼してから見積もり依頼を行いましょう。

お客様がみている施工会社や工務店がプランニングまで行っているのかどうかはだいたいWEBサイトを見れば知ることができます。私たちも木造アパートのプランニングと見積もりを無料で行なっておりますので、お気軽にご相談ください。

>>お問い合わせから、プラン、概算見積もり書、資金計画のご提案までやアパート建築の流れはこちらからご確認いただけます。

損をしないためのアパート建築費用の豆知識

30坪のアパートは規模感的にも費用感的にも初めてアパートを建築されるかたが検討しやすいと考えられます。そこで、この項目では、初めてアパート建築をされる方向けに、読むだけでアパートの建築費用で損をしないで済む豆知識をご紹介していきます。

すでにご存知の方は、改めて内容を確認するような感覚で読んでいただければ幸いです。

広告に記載されているアパート建築費用の落とし穴

広告などに記載されている最安値とは、ほとんどの場合が建物本体工事費を指しています。実際には、記載されている建物本体価格に付帯工事費などがかかってくる場合がほとんどですので、広告の価格を鵜呑みにしないように注意してください。

地盤や水道、電気などのインフラの整備などを行う場合は敷地の条件によっては、金額が高額になる場合があります。この付帯工事費用については、土地の条件を整理することで知ることができます。

具体的な土地が設定されていないシミュレーションでは、本体工事費用しかわかりませんので、確実な予算を知るためには土地の状況についてもしっかりと把握することが重要です。

格安業者の落とし穴

並々ならぬ企業努力や長年の経験やネットワークによって、建材の費用や施工費用などを安く抑えることで求めやすい価格でアパートを建築している企業がある一方で、欠陥工事や粗悪な建材を用いるなどして格安アパートの建築をしている業者もあります。

アパートを建築する際には、アパート建築会社の選び方も重要になります。

アパート経営はご自身が事業者として責任を負う立場になるので、入居者が快適で安心・安全に生活できる環境を提供する必要があります。しっかりとしたアパートを建築してもらうためには、どのように建築会社を選ぶべきなのか、その選び方も理解しておくと良いでしょう。

>>アパート建築会社の選び方

銀行融資に関するアドバイスを受けられる場合があります

アパートの建築を行う際、ほとんどの方が銀行融資を受ける必要があります。銀行融資はアパート経営を始める上での最初の関門です。銀行融資の流れや手続きなどは個人で行う必要がありますが、銀行とのネットワークがある建築会社にアパートの建築を依頼することで、損をしないで融資を受けるポイントなどの助言を受けやすくなることがあります。

これからアパート経営に挑戦してみたい方は、相談先の建築会社に銀行とのネットワークがあるか確認してみると良いかもしれません。以下の記事でアパート経営における銀行融資について解説しています。融資を受ける流れやポイントを知りたい方は参考にしてみてください。

>>アパート経営における銀行融資

30坪でアパートを建築する費用について【まとめ】

今回のコラムでは、30坪でアパートを建築する際の費用についてご紹介しました。今回のコラムで覚えておきたい重要な点は次の通りです。

  • 30坪のアパート建築費用を確実に知るには見積もり依頼をすること
  • 構造種別で建築費用、メンテナンス費用を安くしやすいのは木造であること
  • 広告に記載されている建築費用を鵜呑みにしないこと
  • 損をしない建築会社を選ぶこと

延べ床面積が30坪のアパートは東京都内の場合は少なくありません。上手に企画・設計・施工ができれば、小さなアパートでもニーズに十分応えることができるでしょう。

30坪の木造アパートの建築でお困りなら、モクゾウアパートビルダーズ

私たちモクゾウアパートビルダーズは、その名の通り、木造アパートに特化した木造アパートのプロフェッショナル集団です。

30坪程度の延べ床面積の木造アパートの建築が行われる土地は、狭小な敷地や建築材料の搬入などが難しい場所に位置しているケースも少なくありません。

木造で建築するメリットは、狭い土地でも木材を搬入し施工できる点です。コンクリートの場合は土地が狭かったり、道路幅が狭かったりすると施工の難易度が高くなります。検討されている土地に不安がある場合でも、木造なら解決できることがあります。

はじめてのアパート建築でもご安心ください

木造アパートを新築する場合、不動産投資として賃貸運営をはじめられる方がほとんどかと思います。そして、初めて不動産投資にチャレンジされる方も多いかと思います。そのような場合には、モクゾウアパートビルダーズへご相談ください。

弊社は全ての社員が木造建築に関する知識を持っております。そのため、営業・設計・施工の全ての社員が現場を見る能力を持っており、さらに全ての大工は質の高い社員教育が行われた社員大工です。そのため、費用を抑えながら、質の高い木造アパートの建築を実現することができます。

また、銀行や不動産会社などとの強固なネットワークもあるため、資金計画や賃貸運営のご相談も容易に行うことが可能です。この機会にぜひモクゾウアパートビルダーズにご相談ください。見積もり、プランニングは無料です。

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