コラム

2021.06.21.

木造3階建て共同住宅(木三共)のプランのポイント

木造3階建ての共同住宅のプランに関するご相談を多くいただく機会が増えてきています。理由は、「利回りがよくなる場合があるから」です。したがって、損をしないためには、3階建てまで建築できるかシミュレーションを行うとよいでしょう。そこで今回は木造3階建ての共同住宅のプランを検討する上で押さえておきたい重要なポイントを解説していきます。

木造3階建て共同住宅(木三共)のプランの方がいい理由は?

冒頭でも述べましたが、損をしたくないのであれば、木造3階建て共同住宅の建築が可能か把握しておくことが非常に重要になります。なぜなら、木造3階建て共同住宅のプランの方が利回りの良い物件になり得る可能性が高いからです。

木造3階建て共同住宅(木三共)のプランは敷地を最大限に活用できる?

木造3階建て共同住宅のプランの方が、利回りがよくなる最大の理由は、敷地を最大限に活用できることです。しかも、木造3階建て共同住宅の場合は都市計画法や建築基準法などの法規制で受けるデメリットの影響がほとんどありません。その理由を次の項で詳しくご紹介します。

敷地を最大限活用できるのは、建築物に係る法的な制限が関係しているから!

木造3階建て共同住宅のプランに大きく影響するのが、「建蔽率」と「容積率」で、両方とも敷地に対して、建築可能な建築物の割合を決める為に使われます。なぜこの建蔽率と容積率が重要かというと、木造共同住宅は都市計画法が定める用途地域の中の「住居系地域」に建築される場合がほとんどだからです。そして、住居系地域に該当する敷地に係る建蔽率と容積率は全国的にだいたい同じ割合になっており、この条件内で建てられる最大の建築規模が3階建てとなる場合がほとんどなのです。

建蔽率や容積率、その他関係する法規制と3階建て共同住宅の事業性については、以下の記事でより具体的に紹介しています。木造の共同住宅を建築する予定の方はぜひ参考にしてください。

>>木造3階建て共同住宅について

木造3階建て共同住宅(木三共)のプランは地震に強いって本当ですか?

木造3階建て共同住宅のプランのご相談をいただく際に、ほとんどのお客様が耐震性について気にされています。この点についてはご安心ください。構造や規模によって安全性に差が生じることはありません。特に木造の耐震性をご心配される方が多くいらっしゃいますが、現在の法律や技術によってその安全性の水準はどんどん高くなってきています。

>>木造アパートは地震に弱いのか?徹底的に解説します。

木造は3階建てになると構造計算が求められますが、そのメリットとデメリットを正しく理解しておくと、「得」をします。

木造建築物は3階建て以上になると、構造計算が求められます。この場合は、構造設計の資格を有するプロが建物の構造的な安全性を構造計算によって確認するのが一般的です。したがって、構造のプロが構造計算をして安全性を確認した建物は、より安心感があるかもしれません。しかし、木造2階建ての建物も厳しい使用規定に適合させた設計を行うことで構造的な安全性が保証されているので、「木造3階建てだから耐震性が高い」というと、厳密には異なります。むしろ、わざわざ構造のプロに建築物の安全性などを確認してもらうには、それなりの費用や時間が必要になるため、実際にお客様の中には、事業性を考えるとデメリットとして考える方もいらっしゃいます。

一方で、構造家に構造計算を行なってもらうプロセスのなかに上手に耐震設計を組み込むことで、品確法の住宅性能表示における耐震等級を取得することが可能な場合があります。せっかく、構造計算に時間をかけるのであれば耐震等級の性能表示ができるようにすると、入居者の方へのセールスポイントを増やすことに繋がるかもしれません。

>>耐震等級について

木造3階建て共同住宅のプランだからこそ適用できる「木三共仕様」で建築費用を安くしましょう!

木造3階建て共同住宅は、建築基準法において、特殊建築物として扱われます。特殊建築物として扱われると、建築基準法の定める「耐火建築物」の仕様規定に適合させなくてはなりません。そして、この耐火建築物の仕様規定に適合させる仕様はとても費用が高いのです。しかし、「木三共仕様」という条件を満たす設計を行うことで、仕様規定を緩和することができ、大幅なコストダウンを図ることが可能になります。

木三共仕様を適用するための方法は?

木造3階建て共同住宅に木三共仕様を適用させるには、木造建築物に強い業者に設計を依頼するのがもっとも合理的です。なぜなら、木三共仕様は読んで字のごとく、木造建築物を扱う業者にしか馴染みのない緩和条件だからです。より具体的にいうと、設計ができる木造に強い工務店や施工会社だと設計と施工をワンストップで行うことができるのでよりスムーズかと思います。

「木造3階建て共同住宅を建てる際にコストを大幅に削減できる方法がある」と理解しておくと損をせずに済むので、ぜひ覚えておいてください。

>>木造3階建て共同住宅で抑えておきたい木三共仕様

木造3階建て共同住宅のプランニングなら、モクゾウアパートビルダーズへ!

私たちモクゾウアパートビルダーズは、その名の通り、木造アパートに特化した木造アパート建築のプロフェッショナル集団です。

高い事業性を実現するうえで、土地を最大限活用することができる木造3階建て共同住宅は非常にメリットがあります。しかし、クリアしなければならない法規制や課題も様々でより高度な専門性が必要になるのが難点です。

木造3階建て共同住宅の建築でお悩みの方は、私たちにご相談ください。モクゾウアパートビルダーズなら、お問い合わせから2週間で、プラン、概算見積書、資金計画の3つの提案が可能です。

モクゾウアパートビルダーズは、木造アパート建築のプロフェッショナル集団です。

モクゾウアパートビルダーズは、全ての社員が木造建築に関する知識を持っています。そのため、営業・設計・施工の全ての社員が現場を見る能力を持っており、さらに全ての大工は質の高い教育が行われた社員大工です。

だからこそ、費用を抑えながら、高品質の木造アパートの建築を実現することができます。また、銀行や不動産会社などとの強固なネットワークもあるため、資金計画や賃貸運営のご相談も容易に行うことが可能です。

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